DELTA 2 Maxで動かしている家電の消費電力レポート

寝室の隅に置いたEcoFlow DELTA 2 Max。自作の台車に載せ、壁のコンセントとつないでいる様子 蓄電池・周辺機器
寝室用のDELTA 2 Max。コンセントに近い部屋の隅に置き、自作の台車に載せています

このサイトの太陽光・蓄電池環境まとめ

実測環境と家電構成

私の家では、DELTA 2 Maxを3台使って家電を運用しています。キッチン、リビング、寝室にそれぞれ1台ずつ置き、用途ごとに家電をまとめています。このレポートでは、現在バッテリーにつないでいる家電の消費電力や、実際の減り方をまとめています。

なお、DELTA 2 Maxのアプリに表示される残量%は、実際の残量より多めに表示されることがあります。「30%残っているから、まだ1時間は大丈夫」と思っていたら、5分ほどで一気に10%を切って出力停止する、ということもありました。以下の残量%は目安としつつ、実際にはこの表示より早く電力が尽きる可能性がある前提で読んでください。

キッチン用バッテリー

ダイニングテーブル脇の床に置いた、キッチン用のEcoFlow DELTA 2 Max。自作の台車に載せている様子
キッチン用のDELTA 2 Max。キッチン隣のダイニングテーブル脇に置き、自作の台車に載せています

冷蔵庫

冷蔵庫はTapo P110M(スマートプラグ)で消費電力を直接計測しています。24時間分をフルに計測できた5日間の平均では、1日あたりの消費電力量はおよそ1.1kWh(日によって0.95〜1.25kWhほどのばらつきあり)でした。時間帯別では深夜2時〜5時ごろにかけて消費電力が上がる傾向があり(自動霜取り運転※によるものと考えられます)、反対に15時〜17時ごろが最も少ない時間帯でした。

メーカー公表の年間消費電力量(263kWh/年)から単純計算した理論値は0.3〜0.4kWh程度ですが、実測値はそれよりかなり多くなっています。

※霜取り運転:冷蔵庫の庫内に付着した霜を自動的に取り除くため、冷却を一時止めて内部を温める運転のことです。日立の公式サイトによると、霜取りのタイミングは運転時間や温度上昇の程度に応じて自動的に調整され、ドアの開閉が少ない時間帯を選んで行われるとのことで、毎晩同じ時刻に起きるとは限りません。この間は消費電力が普段より高くなると考えられますが、これは一般的な仕組みからの推測であり、公式資料での明記までは確認できていません。

電気ケトル

満水(0.8L)を沸かすと、沸騰するまでの間は約1.2kWの消費電力で動作します。沸騰までの時間が短いため、1回あたりの使用電力量はおよそ0.09kWh程度です。短時間の高負荷家電として扱っています。

空気清浄機

弱運転で10W前後、強運転で30〜50Wほどです。弱運転であれば長時間つないでいても負荷は小さめです。

洗濯機

洗濯機は洗い・すすぎ・脱水のみを使っています。乾燥機能は使わないため、消費電力は比較的軽めです。メーカー公表値によると、洗濯時の消費電力は270Wです。この数値をもとに計算すると、1回(洗い〜脱水)で使う電力量はおおよそ0.2〜0.3kWh程度になります。

リビング用バッテリー

和室の台の上に置いた、リビング用のEcoFlow DELTA 2 Max
リビング用のDELTA 2 Max。リビング隣の普段あまり使わない和室に置き、電源も和室のコンセントから取っています

テレビ

通常視聴で50〜80Wほどです。待機電力は小さく、長時間の視聴でも負荷は安定しています。

Wi-Fiルーター・ONU・電話

通信機器は合計で10〜15Wほどです。常時稼働ですが、消費電力は非常に小さく、バッテリー残量への影響はわずかです。

スピーカー

音量によって変動しますが、一般的な使用では10〜20Wほどです。

扇風機

弱運転で10W前後、強運転でも20W程度です。省電力家電として扱っています。

寝室用バッテリー

寝室の隅に置いたEcoFlow DELTA 2 Max。自作の台車に載せ、壁のコンセントとつないでいる様子
寝室用のDELTA 2 Max。コンセントに近い部屋の隅に置き、自作の台車に載せています

エアコン

エアコンの電源プラグは常時DELTA 2 Maxに挿しています。バッテリーへの入力(充電)はスマートプラグでオンオフを制御しているので、バッテリー残量が不足しそうな場合は、スマートプラグの入力オン時間を早めるなどの調整をしています。冷房と暖房で運転の仕方が大きく変わるため、季節ごとの運用を基準にまとめています。

夏(冷房)

  • 運転時間:夜〜朝まで(約6〜8時間)
  • 設定温度:28℃
  • 風量:自動
  • 朝の残量:約35%(表示上の目安です)

冷房は初めの30分〜1時間は400〜600Wで動きます。外気温が高い日は初期冷却に時間がかかり、消費電力が600W前後まで上がることがあります。部屋の温度が下がってくると消費電力は30W前後まで落ち、ときどき200Wほどまで上がることを繰り返しながら一晩運転できます。ただし、夜になっても外気温が高いままだと初期の冷却で電力を使いすぎて、朝までもたないことがあります。私は布団に入る少し前から冷房をつけておき、部屋が冷えて運転が落ち着いた時点で残りの電力を確認しています。この残量で朝までもつか判断できるので、必要に応じてスマートプラグの入力オン時間を調整しています。

冬(暖房)

以前はデロンギのオイルヒーターも使っていましたが、つけっぱなしにすると消費電力が大きく、DELTA 2 Maxではまかないきれなかったため、2025年冬から寝る前・起きる前のエアコン暖房に切り替えました。2026年冬に再びオイルヒーターを試す予定です(継続して使うかどうかは未定です)。

  • 運転時間:寝る前に1時間、起きる30分〜1時間前に運転(合計2時間ほど)
  • 設定温度:23℃
  • 風量:自動
  • 朝の残量:約25%(表示上の目安です)

暖房は立ち上がりで600〜800Wほどまで跳ね上がることがあり、冷房より負荷が大きくなります。外気温が低いほどピークが高くなり、バッテリーの減りが早くなります。短時間の運転であればDELTA 2 Maxで問題なく使えています。運転時間は寝る前・起きる前にエアコン本体のタイマーをかけています。曇りや雨で太陽光での充電が足りないときは、バッテリーを使い切る前に充電が始まるよう、スマートプラグで入力オンのタイミングを早めています。

テレビ

通常視聴で40〜60Wほどです。寝室では視聴時間が短いため、総消費は小さめです。

空気清浄機

弱運転で10W前後です。強運転にすると消費が増えるため、夜間は弱運転で固定しています。長時間つないでいても負荷は小さめです。

扇風機

弱運転で10W前後です。寝室では補助的に使うため、消費電力は非常に小さく、バッテリー残量への影響はほとんどありません。

まとめ

3台体制にしてみて、負荷の重い家電と軽い家電をある程度分散できていると感じています。完璧ではありませんが、体感では理想の8割強くらいの運用はできていると思います。

気になっているのは容量です。フル充電できても一晩でほぼ使い切ってしまう容量なので、天気が悪く昼間の充電が十分でない日は、電力会社からの電力で充電せざるを得ません。もう少し容量があれば、天気の悪い日が1日続いても、蓄えておいた電力でまかなえる余地が生まれると思います。とはいえ、うちの太陽光発電はそこまで発電能力が高いわけではないので、バッテリーだけを増やしても充電が追いつかなくなる可能性があります。増やすとしても、太陽光の発電量とのバランスを考える必要がありそうです。

タイトルとURLをコピーしました